宮崎公立大セクハラ問題:一転、調査会を設置 /宮崎

宮崎公立大セクハラ問題:一転、調査会を設置 /宮崎
2010年3月16日15時55分配信 毎日新聞

 宮崎公立大(宮崎市、中別府温和学長)は15日、男の教授が女子学生にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)をした問題を受けて「ハラスメント調査会」を設置すると発表した。いったんは調査会を設置しない方針を示していたが、学生の訴えもあり、判断を翻した。
 この問題は、教授が昨年夏以降、学生に「毎日顔を見せて」とのメールを送ったり、研究室で2人きりになり手や太ももを触ったとされるもの。大学は口頭注意で済ませた。
 しかし、今年に入って学生から「教授に反省の色がない」との訴えもあり設置を決めた。大学は「当初決定が変わったのは事実。き然とした態度で対応するべきと判断した」と説明している。
 調査会は外部者も含めた数人で構成。今後、教授と学生から事情を聴く。同大は「公平性を保つため」として、会のメンバーや開催日時を非公表としている。【種市房子】

3月16日朝刊

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