朝鮮学校の教育活動確認作業部会発足 高校無償化で大阪府
2010年5月20日23時17分配信 産経新聞
朝鮮学校に対する高校授業料無償化への対応をめぐり、大阪府は20日、高校にあたる大阪朝鮮高級学校(大阪府東大阪市)の教育活動などが日本の学習指導要領に準じているかを確認する専門家による作業部会を発足させた。
現職の高校校長や朝鮮語の専門家、教育学の大学教授ら4人で構成。学習指導要領に定められた74単位を満たしているかを調べ、教科書の記述に事実をゆがめた内容などが盛り込まれていないかをチェックする。
橋下徹知事は今年3月に視察した際、(1)高等学校に準じた教育活動をしているか(2)財務状態の公開(3)政治的中立性を保つこと−などを学校側に提示。この日発足した作業部会では(1)について確認し、今夏にも内容をとりまとめる。
作業部会は非公開。この日の会合では「税金を投入する以上は、府民の理解が前提」「民族教育のアイデンティティーは尊重すべきだ」といった意見があがったという。