ひき逃げで文教大教授に罰金70万円の略式命令、育英会評議員は退任へ/相模原簡裁
2010年6月17日23時0分配信 カナロコ
乗用車で玉突き事故を起こして逃走、5人にけがをさせたひき逃げ事件で、相模原区検は17日、道交法違反(ひき逃げ)と自動車運転過失傷害の罪で、文教大の山田健三教授(66)=大和市下鶴間=を略式起訴した。相模原簡裁は同日、罰金70万円の略式命令を出した。
山田教授は交通事故で保護者を亡くすなどした子どもに、奨学金を貸与する財団法人「交通遺児育英会」で、予算の承認などを行う評議員を務めていた。山田教授からの辞任の申し出を受け、同会は退任させるという。
起訴状などによると、山田教授は5月27日午前11時40分ごろ、相模原市南区の県道で乗用車を運転し、信号待ちの乗用車に追突。計3台の玉突き事故となり、男女5人に全治約2週間のけがをさせ逃走した、としている。