柳ヶ浦高バス横転事故、運転の元教諭に実刑判決
2010年6月18日14時1分配信 読売新聞
昨年7月、大分県の私立柳ヶ浦高野球部のバスが、全国高校野球選手権県予選の開会式に向かう途中に横転し、部員1人が死亡、37人が重軽傷を負った事故で、自動車運転過失致死傷罪に問われた元同校教諭不破大樹被告(27)の判決が18日、大分地裁であった。
西崎健児裁判官は「過失の程度は極めて重大」として禁固2年6月(求刑・禁固3年6月)の実刑判決を言い渡した。
事故は昨年7月11日朝、大分自動車道の日出ジャンクション付近で発生し、部員の吉川将聖(しょうせい)さん(当時16歳)が死亡するなどした。
判決は、制限速度が時速40〜50キロのカーブを、不破被告は80〜90キロの速度で漫然と運転し、ハンドル操作を誤ったと認定した。
弁護側は「現場の道路構造に問題があった。バスにはシートベルトがついていないなどの酌むべき事情もある」と主張したが、西崎裁判官は「刑の執行を猶予するのが相当とはいえない」と判断した。
傍聴した吉川さんの母歌織さん(38)は閉廷後、涙を浮かべながら「公判に臨むのはつらかったが、被害者参加制度で気持ちを法廷で述べることができたのは救いだった」と語った。