浜名湖でボート転覆、1人死亡=注意報の中、中学生体験訓練―19人は救出・静岡
2010年6月19日0時34分配信 時事通信
18日午後3時半ごろ、浜松市の浜名湖で、愛知県豊橋市の市立章南中学校(水野克昭校長)1年の男女18人と教諭2人が乗った手こぎボート(全長約7メートル)が転覆した。全員が湖に投げ出され救出されたが、生徒の西野花菜さん(12)=同市杉山町=が死亡した。男女7人の生徒が軽傷で、病院に運ばれ手当てを受けた。
現場付近は大雨や強風などの注意報が出ていた。ボートはロープで岸までえい航される途中に転覆したといい、静岡県警細江署は関係者らから事情を聴き、原因を詳しく調べる。
運輸安全委員会は19日、調査官2人を現地に派遣する。
同署や浜松市消防局によると、事故があったのは、同市北区三ケ日町佐久米の佐久米海岸沖約200メートルの湖上。西野さんは転覆したボートの下から見つかったが、既に心肺停止状態だった。乗っていた20人は全員救命胴衣を着ていた。
静岡県教育委員会によると、章南中の1年生96人と教諭6人は17日から2泊3日の予定で、浜名湖沿いにある「県立三ケ日青年の家」(浜松市)で自然体験学習をしていた。18日午後2時ごろ、青年の家の船着き場から生徒94人と教諭6人、青年の家の指導員2人が分乗し、カッターボートと呼ばれる手こぎのボート4隻で湖に出た。
ボート訓練は2時間の予定だったが、うち1隻に乗った教諭が「生徒がひどい船酔いでこれ以上こげない」と無線で知らせてきたため、青年の家がモーターボートを出し、ロープでえい航中に転覆したという。