補助金不交付、堀越学園の有志ら 説明会の開催要求へ 群馬
2010年7月31日7時56分配信 産経新聞
平成21年度分の県私立学校教育振興費補助金が不交付となるなどのトラブルが起きている創造学園大(高崎市)の運営学校法人「堀越学園」(同市)の教職員や学生らが「(堀越学園)あしたの会」を結成。代表者らが30日、説明会の開催を要求するため、同大中山キャンパスを訪れた。これに対し、学園側は「理事長不在で対応できない」などとした。同会は8月上旬をめどに、説明会の開催を求める文書を提出する方針。
同学園ではこれまで、教職員の給与遅配や学生寮の家賃滞納のほか、大学の評価に必要な自己評価書を評価機関に提出せず、「評価中止」の通知を受けるなどのトラブルが発生している。
一連の経緯や経営状態の説明を求める教職員らが同会を結成した。
同キャンパスにはこの日、学校運営に不安を感じるメンバー外の学生や保護者が数十人集まっていたため、同会は平成20年度末までに約37億円の負債があり、約2年間で教職員への給与遅配は11回に及ぶなどと説明した。
同大3年の男子学生は「このまま学校が大丈夫なのか、不安になる」と話していた。