個人情報:美馬商業高、昨年度の教員の情報流出か /徳島
2月17日16時2分配信 毎日新聞
県立美馬商業高校の昨年度の教員の個人情報が記された文書が、県教委や新聞社に郵送されていたことが分かった。文書は同校が人事管理用に作成した「組織票」と同一のものとみられ、情報が流出した可能性が高い。県教委や同校では保管文書の紛失は確認されておらず、経緯を調査している。
県教委によると、文書はA4判用紙1枚で13日に教育長あてに郵送された。07年度の校長や教頭ら5人の教職員の住所や電話番号、勤務歴など個人情報が記載されていた。封筒には「個人情報を考える会」と書かれ、12日付で脇町郵便局の消印が押されていた。同様の封書は毎日新聞社にも送られ、教職員23人の個人情報が書かれたA4判用紙5枚が入っていた。
同高によると、組織票は毎年度初めに教頭が作成して県教委に提出している。現在、学校では校長と教頭が施錠されたロッカーで保管しており、外部に持ち出すことはないという。県教委でも人事担当者が管理している。県教委では「原因を調査するとともに、今一度情報管理の徹底に努めたい」としている。【向畑泰司】
2月17日朝刊