教職員処分、既に6件県教委報告 静岡

教職員処分、既に6件県教委報告 静岡
2010年8月27日7時56分配信 産経新聞

 教職員の不祥事が続発する中、教職員の法令順守を徹底するため、外部委員6人で構成される「県教職員コンプライアンス委員会」が26日、開かれた。席上、県教育委員会から、昨年度はわいせつ行為や体罰を理由とする教職員の懲戒処分が10件起き、今年度既に6件で処分が出されたと報告があった。

 さらに、教職員の不適切な行為について外部からの通報を受け付ける「教職員倫理110番」には、今年度42件の通報があったという。昨年度は145件の通報があり、うち48件で不適切な事実が確認され、1件を懲戒処分とし、4件は所属長による指導を行った。 こういった報告に対し委員からは、「教員がゴルフクラブで生徒をたたいた事案が、懲戒処分にならなかったのはなぜか」「わいせつ事案の被害者が特定されない仕組みはできているのか」といった厳しい質問が出された。

 安倍徹教育長は「さまざまな手を打ってはいるが、十分な成果が上がっていないのは、一人一人の教職員の心に届く取り組みができていないからではないか」と述べた。

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