<着服容疑>元小学校事務長が12万円 愛知県警が逮捕
毎日新聞 2010年9月2日(木)1時59分配信
名古屋市立の小中学校事務職員による横領事件で、愛知県警は1日、同市昭和区川名町の元市立汐路小学校事務長、増田節雄容疑者(60)=懲戒免職=を業務上横領容疑で逮捕した。県警は、増田容疑者が04年4月〜09年8月に200万円余を着服したとみている。
容疑は同校事務長だった09年4〜8月、文房具を購入したように装い、校長名義の口座から計約12万円を引き出して着服したとされる。県警によると、「クラシック音楽のCDを買う金が欲しかった」と容疑を認めているという。名古屋市の市立小中学校では、物品購入費を横領したとして、これまでに7人が刑事告訴され、2人が起訴されている。
県警によると、増田容疑者は汐路小の会計を1人で担当。業者から白紙の領収書を入手し領収書を偽造、校長らに文房具などを買ったと虚偽の報告をしていた。03年度から同小の事務職員を務めていた。【秋山信一】