個人情報:USBメモリー紛失 広島大の学生や学内外共同研究者ら834人分 /広島
毎日新聞 2010年9月15日(水)17時13分配信
広島大は14日、大学院教育学研究科(東広島市)に所属する30代の男性教員が8月、学生や教員、学内外の共同研究者ら計834人分の氏名や住所、メールアドレスなどの個人情報を記録したUSBメモリーを紛失していたと発表した。これまでに第三者への流出や不正使用の形跡は確認していないという。
発表によると、個人情報が記録されていたのは▽共同研究者47人▽学内外の調査協力者221人▽成績評価の資料に記載された学生534人▽講演会の参加者32人。メモリーはこの教員の私物で、8月1日夕、研究室のデータを保存した後に外出し、大学近くの公共機関に立ち寄った後、紛失に気付いたという。2日に警察に遺失物届けをし、対象者へはおわびをした。
同大の規則では、個人情報を記録したメモリーを持ち出す際には所属先に申し出が必要。同大は今年6月、二重ロックがかかるメモリーを教員らに配布したが、この教員は使用していなかった。【北浦静香】
9月15日朝刊