＜札幌高検＞小林千代美前議員への連座制適用求め提訴
毎日新聞 2010年11月9日(火)13時7分配信
民主党の小林千代美前衆院議員（４１）＝北海道５区＝陣営の選挙違反事件で、札幌高検は９日、陣営の合同選対委員長代行が公選法違反（買収約束、事前運動）で有罪確定したことを受けて、小林氏の連座制適用を求める行政訴訟を札幌高裁に起こした。小林氏は既に北海道教職員組合（北教組）の違法献金事件などで辞職しているが、連座制適用が認められれば道５区からの立候補が５年間禁止される。
合同選対委員長代行だった連合北海道札幌地区連合会元会長は、０９年衆院選前の同年５〜８月、運動員に報酬の支払いを約束して運動員に小林氏への投票を呼びかける電話をさせたとして、懲役２年、執行猶予５年の判決が確定している。【久野華代】