公然わいせつ罪で罰金刑確定 市立短大教授、懲戒免に 倉敷市処分 岡山
産経新聞 2010年11月17日(水)7時56分配信
■市幹部ら会見で陳謝
倉敷市は16日、公然わいせつ罪で罰金20万円の刑が最高裁で確定したとして、同市立短期大学の50代の男性教授を懲戒免職の処分にしたと発表。会見した三宅英邦副市長は「教育者として、公務員としてあるまじきことであり、市職員全体の信頼を著しく失墜させる行為」として陳謝した。
同市によると、同教授は平成21年3月、JR山陽線の電車内で女子大生に下半身を露出したとして、県警が公然わいせつ容疑で逮捕した。
今年1月、地裁倉敷支部で罰金20万円の判決が言い渡されたが、同教授は判決を不服として控訴、上告。今月5日付で最高裁が上告を棄却し、異議申し立てがないため、罰金20万円の刑が確定したことを受けて、市は地方公務員法の規定に基づき、懲戒処分を決めた。
この日、市は教授本人を市役所に呼び、文書で処分内容を伝えたが、同教授は「刑事裁判になったことで、迷惑をかけたことは申し訳ないが、(公然わいせつ罪の)事実はない」と否定したという。
事件当時、同教授は保育学科長だったが、昨年3月27日からは刑事休職の処分を受けていた。
また、当時の上司の学長は懲戒処分にあたるが、すでに退職しているという。会見で三宅副市長は「市長の処分は考えていない」といい、「再発防止に努め、職員は公務外でも公務員の自覚を持つよう、綱紀粛正をはかりたい」と述べた。
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懲戒処分:わいせつ罪確定で短大教授を免職−−倉敷市 /岡山
毎日新聞 2010年11月17日(水)17時18分配信
倉敷市は16日、電車内で下半身を露出したなどとして公然わいせつ罪に問われ、罰金20万円が確定した同市立短大の平山諭教授(54)を懲戒免職処分にした、と発表した。元教授は逮捕から一貫して容疑を否認し争ったが、今月、最高裁が上告を棄却。市は刑の確定に合わせて処分した。
元教授は09年3月、JR山陽線の電車内で対面する客席に座っていた女子学生ら3人に対し、下半身を露出したとして逮捕され、昨年1月に地裁倉敷支部で罰金20万円の有罪判決を受けた。元教授の専攻は保育臨床学。注意欠陥多動性障害(ADHD)など学習障害研究が専門で保育に関する著作もある。【石戸諭】
11月17日朝刊
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