懲戒処分:県教委、教職員6人を 過去最多、昨年上回るペース /長野

懲戒処分:県教委、教職員6人を 過去最多、昨年上回るペース /長野
毎日新聞 2010年11月19日(金)13時9分配信

 県教委は18日、教職員6人の懲戒処分を発表した。一度の処分としては過去最多で、内訳は免職1、停職2、減給1、戒告2。県教委による今年度の懲戒処分は15人となり、昨年度の処分人数と既に並ぶハイペースだ。相次ぐ不祥事に、山口利幸・県教育長は「責任と倫理観の欠如と言わざるをえない。(教職員には)自身の問題として危機感をもって受け止めてほしい」と呼びかけた。
 県教委によると、免職となった松本工高の男性教諭(51)は3月6日、山梨県内で車を運転中に呼気1リットルあたり0・2ミリグラムのアルコールが検出され、酒気帯び運転で検挙された。前日夜に同僚と送別会に参加して酒を飲んでいた。同乗していた男性教諭(40)を停職1カ月、上司の男性校長(59)を戒告とした。
 8月に女子生徒を抱きしめ、9月にも別の女子生徒と手をつないで歩いたとして高校の男性教諭(49)は停職6カ月となり、18日付で退職した。
 また、県建設部の現地機関に在籍中の07〜09年度に、公費で支払う委託料など計約225万円を自費で支払うなど、不適切な会計処理を行った県教委事務局の男性主査(41)を減給10分の1(1カ月)▽横断歩道を歩行中の女性を車ではねてけがをさせたとして、中信地区の小学校の女性教諭(41)を戒告とした。【福田智沙】

11月19日朝刊

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