飲酒運転:仙崎小校長、懲戒免 山口市佐山小の臨時教員を停職−−県教委 /山口

飲酒運転:仙崎小校長、懲戒免 山口市佐山小の臨時教員を停職−−県教委 /山口
毎日新聞 2010年11月23日(火)15時6分配信

 ◇処分、今年4人目 県教委が文書通知
 県教委は22日、飲酒運転で検挙された長門市立仙崎小の五嶋修慈校長(59)を懲戒免職処分にしたと発表した。山口市立佐山小の男性臨時教員(26)も7月に飲酒運転で検挙され、校長への報告を怠っていたことが分かり、停職5カ月の処分とした。いずれも22日付。教員は同日依願退職した。教職員の飲酒運転による懲戒処分は今年に入って4人に上り、県教委はこの日、全校に再発防止の徹底を文書通知した。【諌山耕】
 五嶋校長は10月22日深夜、長門市東深川の市道で検挙された。県教委の聴取に、「市内の飲食店での慰労会で飲酒した後、JRで帰ろうとしたが、最終列車に間に合わなかった」と話したという。
 また、臨時教員は7月24日夜、下関市の友人宅で缶ビールや缶酎ハイを飲んだ後、車内で6時間仮眠するなどした後、市内の実家に向け運転。25日未明、清末千房の国道で検挙された。
 教員は校長に報告せず、今月9日、市教委への匿名の電話で判明。教員は市教委に対し「正規教員採用を目指しており、怖くて報告できなかった」と話したという。
 相次ぐ飲酒運転に、県教委は22日、懲戒処分に関する内規を全教員に再配布するよう、全校に通知。教職員課は「再三対策を講じてきたのに残念。今後も厳正に対処する」としている。
〔山口版〕

11月23日朝刊

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