<剣道部熱射病死>業過致死容疑で顧問ら書類送検 大分
毎日新聞 2010年12月9日(木)12時24分配信
大分県竹田市の県立竹田高2年、工藤剣太さん(当時17歳)が剣道部の練習中に熱射病で死亡した事故で、県警は8日、安全対策を怠り死亡させたとして、剣道部の当時の顧問(48)と副顧問(43)の男性教諭2人を業務上過失致死容疑で大分地検に書類送検した。
送検容疑は、昨年8月22日、同高内で剣道部の練習中、工藤さんの体調の異変に気付きながらも水分補給や休憩などの適切な措置を取らず、死亡させたとされる。
工藤さんの両親は今年3月、2人を県警に告訴。また県教委は昨年12月、元顧問を停職6カ月、元副顧問を同2カ月の懲戒処分にした。両親は、2人や県に対し損害賠償を求める訴訟を大分地裁に起こしている。【田中理知】