日教組、不祥事は武勇伝? 北教組、調査への非協力“誇示”

日教組、不祥事は武勇伝? 北教組、調査への非協力“誇示”
産経新聞 2011年1月24日(月)7時56分配信

 ■浜教組、教科書「不使用」を報告

 茨城県で開かれている日本教職員組合(日教組)の教育研究全国集会(教研集会)で、組合をめぐる最近の不祥事などについての対応の報告が、まるで“武勇伝”のようにされている。反省とはほど遠い認識の仕方に、批判が集まりそうだ。

 民主党の小林千代美前衆院議員陣営への不正資金提供事件に関連して、その体質が社会的な批判を浴びた北海道教職員組合(北教組)。事件後、北海道教育委員会が、教員の勤務時間中の組合活動の実態などの不正行為を調査した。

 しかし、教研集会のリポートで稚内市の小学校教員は、道教委の調査が始められた際、地元の組合が市教委に対して「調査を行わないよう交渉申し入れを行った」と報告した。

 それでも教委側から調査に協力を求められると、地元組合の代表者らが「調査にひるむことなく闘いを」と協議し、現場の教員に調査への非対応を指示したという。その成果として、実際に不正行為を否認したり、答えなかったりして、調査を「形骸化」する回答が行われたと報告した。

 一連の調査には、教職員の回答で寄せられた不正行為の総件数が、校長による回答から寄せられたものよりも大幅に少ないなど不自然な点が指摘されていた。教研集会の報告は、不自然さの背景に、組合による“調査妨害”があった可能性を組合自らが告白した格好になった。

 横浜市教職員組合(浜教組)からは、市が採択した「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーらが執筆する自由社の中学社会教科書を使わないマニュアルを組合員に配布していた問題が報告された。

 当時、産経新聞の取材に詳しい説明をしなかった浜教組だが、教研集会の報告書では「この教科書を使うと誤った歴史観を伝えることになるのではないか」などと言及。組合側の歴史観に基づいて、市の採択に対抗しようとした姿勢を鮮明にした。

 これに対して、つくる会の藤岡信勝会長は「教科書の不使用をあおるなど日教組の違法行為が長年放置されてきた。より厳格な法規制に取り組む時期にきている」と指摘している。

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