<女子生徒自殺>中学がいじめ認め遺族に謝罪 広島・廿日市
毎日新聞 2013年8月30日(金)2時30分配信
広島県廿日市市で今年5月、市立中学3年の女子生徒(14)が自殺した問題で、生徒が通っていた中学校が29日夜、同校で非公開の保護者説明会を開き、「いじめがあった」と初めて認め遺族に謝罪した。出席した遺族への取材で分かった。ただ、学校側はいじめと自殺との因果関係については触れなかったという。
遺族によると、学校側は教職員や生徒へのアンケートなどで分かったこととして、いじめは女子生徒が2年生になってから始まったと説明。部活動で複数の生徒が女子生徒について「気持ち悪い」などと言い、部活動中に無視したり、帰り道で一人にするなどの行為があったという。
文部科学省は、一定の人間関係にある生徒から心理的、物理的な攻撃を受け苦痛を感じているケースを、いじめと定義している。学校側は「定義に照らせば、いじめがあった」と述べ、本人から相談があったにもかかわらず解決できなかったことを謝罪した。女子生徒の母親は取材に「長かったが、やっと認めてもらえた」と語った。
この問題を巡っては、市教委が6月1日に教育長を委員長とする調査委を設置。7月30日にあった5回目の会合で「いじめが原因の可能性は否定できない」と言及していた。【高橋咲子】