不正契約:新潟大50代教授、学長公印使用し数十億円装置購入 懲戒、告訴も /新潟

不正契約:新潟大50代教授、学長公印使用し数十億円装置購入 懲戒、告訴も /新潟
毎日新聞 2011年4月23日(土)13時24分配信

 新潟大は22日、50代の男性教授が数十億円の医療装置を独断で購入しようと学長名義の公印を許可なく使い、業者と契約を締結する不正があったと発表した。装置が納入されたり、代金を支出する前に発覚した。同大は、教授を懲戒処分とする手続きを進めるとともに、有印公文書偽造と同行使の疑いで刑事告訴する方針。
 同大によると、医療装置の購入契約は1年前に締結されたことになっており、相手に渡った契約書には、役員会で契約を了承したとして、学長公印が押されていた。教授が学内関係者に話したのがきっかけで、今年2月中旬に発覚。不正は単独で行われたとみられる。同大は、契約書は偽造されたものとして、無効と主張している。
 通常、学長公印は総務課で管理され、決済を経て許可を受けた文書にのみ同課内で押されるという。また、巨額の機材を購入する際には、入札で業者を決め、役員会と経営協議会の審議を経て支出を了承することになっているという。ところが、今回はこうした正規の手続きが取られることなく、教授が申し出るまで、大学側は気づかなかった。
 下條文武学長は「本学への信頼、信用を失墜する行為で、国民、学生に多大なご迷惑、ご心配をかけ申し訳ない」と謝罪した。学長公印が無断で使われた経緯などを学内の調査委員会で調べるという。【小川直樹】

4月23日朝刊

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