教職員:不祥事再発防止 中村知事を講師に迎え、10年研修 /長崎
毎日新聞 2011年4月27日(水)15時13分配信
◇「信頼を裏切らないで」
教職員の10年経験者を対象にした研修が25、26の両日、大村市の県教育センターであった。25日は、中村法道知事が昨年度に相次いだ不祥事を受け、研修で初めて講師を務めた。中村知事は県内の公立校の166人に「教え子の信頼を裏切る行為をしないでほしい」と呼び掛けた。
知事講話で中村知事は「心の油断があると思う。悪いことは必ず発覚する」と指摘。「多くの教職員は一生懸命だが、一部が信頼を裏切っている。失った信頼はなかなか回復できない。職員間の会話を増やすなど職場環境を良くしてほしい」と語り掛けた。
受講した長崎大教育学部付属特別支援学校の松本雄平教諭(32)は「人ごとと思わず、常に当事者意識を持ちながら不祥事がない職場にしたい」と話していた。研修はこの他、人権教育や心構えなどの講義があった。【柳瀬成一郎】
〔長崎版〕
4月27日朝刊