飲酒運転や体罰など 教諭6人を懲戒処分 県教委
2011/05/18 08:30 神戸新聞
兵庫県教育委員会は17日、教諭6人の懲戒処分を発表した。いずれも酒気帯び運転をした北播磨地域の県立高校の男性教諭(58)を停職6カ月に、豊岡市立小学校の男性教諭(35)を停職3カ月にした。
県教委によると、県立高校の教諭は4月8日午後8時15分ごろ、多可町内で一時停止しなかったところを西脇署員に見つかり、飲酒も発覚、現行犯逮捕された。同教諭は2005年にも、酒気帯び運転で減給処分となっていた。同教諭は5月17日付で依願退職した。
豊岡市立小の教諭は4月8日午後10時ごろ、同市内で、生ビール4、5杯を飲んだ後に車を運転したという。
ほかに、08年1月に朝来市内で歩行者の女性をはね死亡させたとして、朝来市立中の女性教諭(39)を減給10分の1(3カ月)にした。また今年1月、体育の授業中に、注意をしようと男子生徒の左手を蹴って骨折させたとして、明石市立中の男性教諭(52)は減給10分の1(3カ月)にした。
さらにバスケットボール部の練習試合後、男子生徒2人の頬を平手でたたき、1人の鼓膜を破ったとして、尼崎市内の県立高校の男性教諭(44)を戒告に。校内で女性用務員の肩などをつかむセクハラ行為をした加古川市立小の男性主幹教諭(52)も戒告にした。
教職員の飲酒運転が相次いだことを受け、県教委教職員課は「意識がルーズになっている。各学校で何度も呼び掛けて指導を徹底したい」としている。(本田純一)