不正経理「多忙で時間かけたくなかった」 高専准教授を停職1カ月
2012.2.16 23:13 産経新聞
国立高等専門学校機構は16日、研究費約550万円を不正に使用したとして、東京工業高専(東京都八王子市)の40代の男性准教授を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
機構や高専によると、准教授は平成15年ごろから22年にかけ、架空の発注や水増し発注で取引業者に研究費約380万円をプールし、実験器具などの購入に充てていた。
また伝票の内容とは違う物品約170万円分を購入する不正経理もしていた。いずれも私的流用はなかったという。
准教授は「多忙だったので会計手続きに時間をかけたくなかった」と話しているという。