横浜市で教職員の処分後絶たず、大半がわいせつ事案/神奈川
カナロコ 2011年10月18日(火)14時0分配信
横浜市で教職員の不祥事が止まらない。市教委はを発表。2011年度の懲戒処分はすでに計10件を数え、10年度の11件に迫る。市教委は「再発防止に全力で取り組む」としているが、懲戒免職処分の大半がわいせつ事案で個人の資質に関わる問題なだけに、歯止めをかけるのに苦慮しているようだ。
教職員の懲戒処分件数は、08年度16件、09年度20件、10年度11件となっている。
が無免許で数学を教え、停職6カ月の懲戒処分を受けるなど、11年度はまだ半年ほどしか経過していないにもかかわらず、懲戒処分が続出。市教委は「多いと感じている」と危機感を強めている。
市教委は「学校訪問をするなど、職員一人一人の意識を変えていかなければならない」と再発防止を掲げるが、わいせつ事案が後を絶たない現状に悩まされている。
懲戒免職処分は08年度5件、09年度9件、10年度4件、11年度4件。そのうち、わいせつ事案が08年度3件、09年度7件、10年度3件、11年度3件と大半を占める。
市教委は「基本的には個人の資質の問題と認識しているが、研修の仕方を見直すなど、対策を徹底していきたい」としている。