柔道“金メダリスト”教え子少女をレイプ…「合意の上」と否認
夕刊フジ 2011年12月6日(火)16時56分配信
東京都内のホテルで女性に酒を飲ませて乱暴したとして、警視庁捜査1課は6日、準強姦の疑いで、アテネ、北京両五輪の男子柔道金メダリストで、元九州看護福祉大女子柔道部コーチの内柴正人容疑者(33)を逮捕した。同課によると、「納得できない。合意の上だった」と容疑を否認している。
逮捕容疑は9月19日、合宿先の都内ホテルで未成年の女子柔道部員に酒を飲ませたうえで乱暴した疑い。同大はセクハラ行為に及んだことが発覚したとして、11月29日にコーチと客員教授を懲戒解雇した。
行為の具体的な内容について大学側は「合意なくして性的な脅迫をした」と説明。内柴容疑者は事実関係を認め「合意の上だった」と話していたという。
内柴容疑者は懲戒解雇された後も自身のブログ「内柴一家の秘密の扉」を更新していた。11月30日付では《大学をクビになりました。そして、僕は旅に出ました》と報告。「近況」と題した12月2日付では《旅、終わりました》との書き出しで、《学長の記者会見。いろんな「え〜〜。」がたくさんありますけど まあ、いいです》と同大学の発表内容への不満を示唆していた。また、知人に対して《心配ありがとう。僕は大丈夫です。正直、現役生活の方が孤独でツラいんですよ》と胸の内を記していた。
内柴容疑者は1978年6月17日、熊本県合志町(現・合志市)生まれ。9歳から柔道を始め、国士舘高、国士舘大を経て旭化成に入社した。99年嘉納杯60キロ級で国際大会初優勝。2003年に減量苦から66キロ級へ転向し、04年アテネ五輪男子同級でオール一本勝ちで金メダルを獲得。08年北京五輪で同級2連覇を達成した。
09年4月、新設された九州看護福祉大女子柔道部のコーチに就任。得意技はともえ投げ。160センチ、血液型はB。家族は妻と1男1女。