少女らへの強姦致傷事件 元小学校教諭に無期求刑
2011年12月6日17時27分 朝日新聞
東京都内や相模原市で2005〜10年、小中学生の少女らが性的暴行やわいせつ行為を受けた事件で、強姦(ごうかん)致傷などの罪に問われた東京都稲城市立小学校の元教諭、大塚友意(ゆうい)被告(31)=同品川区西大井1丁目=の裁判員裁判が6日、東京地裁立川支部(毛利晴光裁判長)であり、検察側は無期懲役を求刑した。弁護側は「懲役23年が妥当」と主張し、結審した。判決は9日の予定。
検察側は論告で「犯行が極めて計画的で、卑劣で凶悪極まりない。改善や更生は極めて困難」などと指摘。「被告の刑事責任は有期懲役の上限の(懲役)30年をはるかに超えることは明らか」と述べた。
大塚被告は、少女らへの強制わいせつ罪など計17件の事件で起訴され、このうち裁判員裁判対象事件の強姦致傷事件を除く15件でいずれも有罪の部分判決が出ている。裁判員裁判では2件の強姦致傷事件を含めた全体の量刑を決める。
検察側は冒頭陳述で、2009年3月、翌日に結婚式を控えていた大塚被告は、結婚式の準備を終えたあとに、以前から目をつけていた小学生に対して、「騒いだら殺す」などと脅し、暴行を加えたと指摘した。
そして、住居侵入の現行犯で逮捕されると、警視庁による家宅捜索で、大塚被告の自宅から、複数の少女を暴行した証拠などが見つかった。
大塚被告は「小学生と思われる少女のあとを追っていったところ、その少女は鍵でドアを開けたので、ほかに誰もいないと思い、強引に一緒に入りました」と、犯行の手口を語っていた。