飲酒運転:人身事故の海南高教諭を免職 県教委処分 /和歌山
毎日新聞 2012年1月20日(金)12時35分配信
県教委は19日、飲酒後の運転で人身事故を起こした県立海南高校美里分校の男性教諭(55)を免職、死亡事故を起こしたみなべ町立清川中学校の男性教諭(50)を減給1カ月の懲戒処分にしたと発表した。今年度の教職員の懲戒処分は今回を含め6件。
学校人事課によると、海南高校の教諭は9日午後1時半ごろ、有田市の神社で酒を飲んだ後に乗用車を運転し、海南市の国道42号交差点で乗用車に追突し、2人に軽いけがを負わせたという。87年にも酒気帯び運転で事故を起こし、2カ月の停職処分を受けていた。
清川中学校の教諭は昨年9月29日、学校から乗用車で帰宅中に、印南町の県道を運転中、横断していた83歳の女性をはねて死亡させたという。教諭は、自動車運転過失致死傷罪に問われ罰金70万円の略式命令を受けた。
同課は「不祥事を撲滅するよう各学校長や市町村教育委員長に徹底したい」としている。【川畑展之】
1月20日朝刊