県立高校教諭を懲戒免職 酒飲みながら運転「複数回」

県立高校教諭を懲戒免職 酒飲みながら運転「複数回」
2012年01月20日10:33 岐阜新聞

 県教育委員会は19日、学校からの帰りに飲酒運転をして、道交法違反(酒気帯び運転)で検挙された岐阜市内の県立高校の男性教諭(43)を懲戒免職処分とした。

 県教委によると、男性教諭は先月19日夕、勤務先の高校からの帰宅途中に購入したハイボール1缶を飲みながら車を運転し、同市内で脱輪。脱出しようとアクセルを何度もふかし、摩擦でタイヤから煙が出たため、住民の通報で消防が駆け付け、消火作業を実施。警察のアルコール検査で呼気1リットル当たり0.15ミリグラム以上のアルコールが検出され、事情聴取を受けているという。

 教諭は先月28日に事実を校長に報告した。県教委の調べに対し、昨年11月以降、5、6回にわたって勤務後にハイボールや缶チューハイを飲みながら帰ったことがあると明かし「自分は運転を誤らないので、発覚することはないと思っていた」などと話したという。

 飲酒による県内の教員の懲戒免職は本年度に入って3人目で、県教委が2006(平成18)年10月に厳罰化して以降、2人だった07年度を上回り最多となった。会見した県教委の藤岡謙一教職員課長は「教員としてあるまじき行為で迷惑をかけ心からおわびしたい」と陳謝。各学校に指導を強化するよう、速やかに通知するとした。

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