懲戒処分:飛行訓練で虚偽申請 航空大学校、男性職員を減給 /宮崎

懲戒処分:飛行訓練で虚偽申請 航空大学校、男性職員を減給 /宮崎
毎日新聞 ‎2012年3月10日(土)15時27分配信

 航空大学校は9日、学生が飛行訓練する際に必要な操縦練習許可の申請を怠り、国に虚偽の申請書を提出した20代の男性職員を同日付で減給1カ月の懲戒処分にしたと発表した。東日本大震災の影響で飛行訓練が延期されていたため、航空法違反には至らなかったという。
 同校によると、男性職員は昨年4月に宮崎校に着任し、「航空機操縦練習許可」の申請を担当。本来は学生の身体検査後1カ月以内の5月に宮崎空港事務所に提出すべきだったのを忘れ、上司の問い合わせには、うそを報告。11月には、この申請の許可番号を記入する必要がある国交省東京航空局宛てなどの申請書に、虚偽の許可番号を書いて提出したという。
 男性職員は提出後の11月下旬、宮崎空港事務所に練習許可の申請に行き、申請期限が切れたことに気づいて上司に報告。男性職員は同校の聴き取りに「訓練が12月に延期されていたので、後でやればいいと思った」と話したという。平野和年教頭は「服務規律を徹底する」と陳謝した。【百武信幸】

3月10日朝刊

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