教授が酔って学生に暴行 奈良県立大、処分検討
2012年3月10日20時14分 朝日新聞
奈良県立大(奈良市船橋町)の地域創造学部の50代の教授が、社会人学生2年の男性(当時48)に暴力を振るい、顔面打撲などの軽傷を負わせていたことがわかった。大学は処分を検討する。
大学によると、限界集落の調査・研究のため、三重県松阪市を訪れていた昨年9月21日夜、教授は宿泊先の知人宅で酒に酔って男性と口論になり、殴ったという。教授は「殴ったことは間違いない」と認めているが、経緯や動機は不明という。
男性から警察への被害届は出されておらず、2人は示談に向け話し合いを進めている。大学事務局の担当者は「示談の推移を見ながら適切な時期に処分したい」と話している。(伊藤あかり)