秋田大:医師派遣で現金授受の医学部教授、懲戒処分に 教育研究評議会で認定 /秋田

秋田大:医師派遣で現金授受の医学部教授、懲戒処分に 教育研究評議会で認定 /秋田
毎日新聞 2012年3月15日(木)11時44分配信

 秋田大医学部の60代の男性教授が、県央部の病院に医師を派遣する見返りとして現金を受け取ったとされる問題で、同大は14日、教育研究評議会を開催。同大が設置した調査委の結果報告を受け、現金の授受を事実と認定し、同教授を懲戒処分にすることを決めた。詳しい処分内容は明らかにしなかった。同教授には15日にも通達するという。
 調査委が同教授と現金を渡したとされる病院側に聞き取り調査したところ、同教授は現金100万円を受け取ったと認めたという。熊田亮介副学長は「現金の授受はあってはならないことで、倫理上許されない」と述べた。懲戒処分は言い渡し後に2週間の異議申立期間を経て、再度教育研究評議会を開いて確定する。
 また、同様に現金30万円を受け取ったことを認めている60代の元教授にも聞き取り調査などを行ったが、退職しているため処分はしないという。2人は昨年12月に収賄容疑で秋田地検に書類送検されたが、不起訴処分となっている。【野原寛史】

3月15日朝刊

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