<模造刀盗>容疑の元特任教授を逮捕 展示の美術館から
毎日新聞 2012年3月26日(月)12時27分配信
岡山県警井原署は26日、岡山県井原市立田中(でんちゅう)美術館で展示されていた模造刀を盗んだとして、広島県福山市日吉台、元福山大特任教授、溝上恭平容疑者(65)を窃盗容疑で逮捕した。「作品に感動して触ったら、手元に置きたいという衝動に駆られた」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は2月19日午後4時過ぎ、開館中の同美術館に展示されていた騎馬人物像(高さ230センチ)の台座に上り、金属製の模造刀1本(長さ105センチ)を盗んだとされる。同署によると、防犯ビデオに同容疑者の行動が録画されており、今月15日に画像を公開。同18日朝には模造刀が同館入り口に置かれているのを出勤してきた職員が発見。その後、「溝上容疑者に間違いない」という情報提供があり、溝上容疑者が25日に同署に出頭した。
騎馬人物像は、井原市主催の「平櫛田中賞」を受賞した小谷元彦・東京芸大先端芸術表現科准教授の作品。受賞記念展が1月27日〜3月20日に開かれていた。
溝上容疑者は、福山大学生命工学部海洋生物科学科の特任准教授を経て、昨年3月だけ特任教授を務めた。【井上元宏】