旅費不正請求、こんな手口も…秋田大病院長処分
読売新聞 2012年4月12日(木)11時43分配信
秋田大学は11日、同大医学部付属病院の(61)が2007年6月〜08年10月の出張5件で、同大から旅費計約45万円を不正に受給したとして、停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。
発表によると、茆原氏は出張で関西空港から新大阪駅までタクシーに乗った際、製薬会社からもらったタクシーチケットを使ったにもかかわらず、同大に鉄道を利用したと申請し、鉄道運賃を受給した。教職員3人を連れて自分の親族の葬儀に参加した際は、他大学との研究打ち合わせに参加するためとして旅費を受給していた。
同大では、出張後に原則領収書を付けて旅費精算請求書を提出することになっているが、茆原氏は普段から領収書を添付していなかったという。
同大は匿名の情報提供があったことなどから、昨年12月、学内に調査委員会を設置し、関係者からの聞き取りなどを実施。不正受給があったと認定し、就業規則に基づいて先月、茆原氏に処分内容を伝えた。
茆原氏は今月6日、「手続き上のことで故意ではなく、金額も多額ではない。処分は重すぎる」と申し立てていた。
同大は11日の教育研究評議会で検討し、「処分を覆すような問題提起ではない」として処分を決定した。同大は茆原氏に不正受給額の返還を求めるという。
同大の熊田亮介副学長は「大学の名誉を傷つけ、信用を失墜させる行為で許されるものではない。再発防止のため、必要な措置を講じたい」と話した。