神戸市教委:教職員3人を処分 生徒に性的被害も /兵庫

神戸市教委:教職員3人を処分 生徒に性的被害も /兵庫
毎日新聞 2012年4月14日(土)16時21分配信

 神戸市教委は13日、市立中学・高校の教職員3人の懲戒処分(免職2人、停職7日1人)を公表した。うち2人は性的被害を生徒に与えており、市教委は「子どもや保護者、地域に不安を抱かせたことは申し訳なく、再発防止に努めたい」と陳謝した。
 市立高校の40代女性教諭は昨年8月に懲戒免職処分となった。運動部顧問だった当時、3年生だった男子生徒に対し、1年前から2人きりの時に抱きついたりキスをしたほか、「キスしたい」などの趣旨のメールを1日に最多で十数回送った。生徒が学校に相談して発覚。「励ますつもりが恋愛感情になった」と話しているという。
 市立中学校の30代男性教諭は昨年9月に懲戒免職処分。部活動で指導していた3年生の女子生徒と卒業後の昨年3月、自宅でみだらな行為をした。
 同市北区の市立中学校の男性講師(23)は昨年11月に停職7日となった。前年の教育実習時に知り合った別の中学校の女子生徒に「援助交際しないか」という趣旨のメールを送った。「生徒が気に入った。本気ではなかった」と話しているという。
 昨年度の市職員の懲戒処分は33人で、逮捕者は11人。特に詐欺事件や風営法違反事件など悪質な不祥事が相次ぎ、市は今年度から懲戒処分の厳罰化を決めた。市人事課担当者は「さらなるコンプライアンス(法令順守)の意識付けを全庁挙げて尽くしていく」と話した。【錦織祐一】
〔神戸版〕

4月14日朝刊

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