酒気帯び運転容疑で逮捕 中学校長を懲戒免職 堺市教委
産経新聞 2012年4月18日(水)7時55分配信
が先月29日に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕(その後処分保留で釈放)された事件で、市教委は17日、法令違反や信用失墜行為があったとして長原校長を懲戒免職処分とした。
長原校長は先月29日の深夜、酒を飲んで堺市東区で車を運転して道路脇の柵に衝突したところを黒山署員に発見され、呼気から規定量を超えるアルコール分が検出された。
市教委によると長原校長は当日、同校の教頭と4月1日付で人事発令予定だった同校の次期教頭(当時)と計3人で同区内の飲食店でビールなどを飲み、2人と別れたあと、駐車場に止めていた車を運転し帰宅する途中だった。柵に衝突する前には別の車と接触したのに、そのまま走り去っていた。一緒に飲酒した2人については長原校長が運転する認識がなかったとして問題なしと判断したという。
岸本和夫・市教委総務部長は「飲酒運転の根絶に努め、教職員への指導の徹底を図りたい」と述べた。
市教委は、予定していた同校の教頭交代人事を発令せず、長原校長に自宅待機を命じた上で今月4日付で新校長就任の人事を発令していた。