下関の教諭懲戒免職:またも飲酒運転 県教委、各教育長集め緊急会議 /山口
毎日新聞 2012年4月17日(火)15時30分配信
飲酒運転が止まらない。県教委が16日発表したの懲戒免職処分。先月14日に教諭2人を懲戒処分としてからわずか1カ月後の不祥事で、事態を重く見た県教委は県内各自治体の教育長を集めた緊急会議を開き、今後の取り組みを確認した。【佐野格】
会議は「綱紀保持対策緊急教育長会議」。山口市で開かれ、田辺恒美・県教育長ら県教委幹部と各市町の教育長が出席した。
田辺県教育長は「県教委と市町教委が一体となり、特段の危機意識を持って取り組まなければいけない」などと述べ、綱紀粛正の徹底を求めた。出席者からは「一人一人の教員まで届いておらず、結果的に指導が不十分だった」など反省の言葉も出たという。
県教委では今回の事態を踏まえ「飲酒運転の根絶に向けた行動指針」を新たに作成。飲酒運転防止のチェックリストや「飲酒運転が人生に及ぼす影響」などをまとめた小冊子で、全職員に配布する。
だが県教委がこの日開いた記者会見では、取り組みの鈍さを示す言葉が相次いだ。
今後について「指導の徹底を図る」「飲酒運転の根絶に向けて全力で取り組む」などとしたものの、抜本的な改革への道筋を説明するには至らなかった。
新田元教諭の処分は15日付。県教委によると新田元教諭は1989年、飲酒運転で減給6カ月の懲戒処分を受けたことがある。
同小の校長は昨年、こうした経歴を踏まえて52回の個別指導をしたほか、先月14日に飲酒運転事案で2教諭が懲戒処分を受けた際にも注意したという。
新田元教諭は「飲酒運転は絶対してはいけないが、してしまった。申し訳ない」などと話しているという。
〔山口版〕
4月17日朝刊