県教委、ひき逃げ中学講師処分 三重

県教委、ひき逃げ中学講師処分 三重
産経新聞 2012年5月10日(木)7時55分配信

 いなべ市立北勢中の国語の男性講師(23)によるひき逃げ事故で9日、県教委は停職11日間の懲戒処分を決めた。講師は辞職願を出し9日付で受理した。

 県教委などによると、講師は先月20日午前7時45分ごろ、出勤のため軽乗用車を運転中、同市北勢町の県道交差点で、自転車に乗って登校していた同校の男子生徒をはね、転倒した生徒が右ひざに全治1週間の打撲を負わせた。講師は救護せずそのまま走り去ったという。

 講師は事故後、自転車の転倒を確認。気が動転し「事故の表面化で仕事を続けられなくなる」と思い、怖くなって逃げたという。

 県教委では同様の事故の場合、停職4カ月の処分としていたが、講師は先月1日から今月20日までの短期間の任用だったため停職11日間とした。

 いなべ署は自動車運転過失致傷と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで近く書類送検する方針。

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