セクハラや交通事故 県立高校教諭3人懲戒
神戸新聞 2012/05/30 10:25
兵庫県教育委員会は29日、同僚の女性教諭にセクハラをした西宮市内の県立高男性教諭(36)と、篠山市内の県立高男性教諭(35)を、同日付で減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。また、重傷交通事故を起こした神戸市内の県立高男性教諭(55)を、減給10分の1(3カ月)にした。
県教委によると、西宮の男性教諭は今年3月、勤務校の階段踊り場で、女性教諭(45)の両手を握り、好意があると迫った。男性教諭は2010年12月にも、この女性教諭と飲酒した帰りに胸を触ったという。
また、篠山の男性教諭は、豊岡市内の高校に勤務していた昨年7月、同僚との慰労会の帰りに、女性教諭(26)にキスをし、胸を触った。その後もメールで何度か食事に誘ったが、女性は拒否し、学校長に相談した。
神戸の教諭は昨年7月、乗用車で出勤途中に、神戸市垂水区の私道で、道路脇にしゃがんでいた60代の女性をひいた。女性は腰の骨を折る重傷。教諭は今年1月、神戸簡裁から、罰金30万円の略式命令を受けた。
3人は反省しているといい、県教委教職員課は「職務に対する意識の欠如や甘えがあった。より一層、注意を喚起したい」としている。(本田純一)