「入れ墨教師」いた!教職員対象の調査、教師1人含む10人が彫る 大阪市
産経新聞 2012年6月26日(火)12時23分配信
大阪市職員113人が入れ墨をしていると回答した全庁調査に絡み、所管の教職員約1万7千人について独自調査を行った市教委は26日、学校園の教職員10人が入れ墨をしていると申告したことを明らかにした。現業職員9人(管理作業員8人、給食調理員1人)のほか、小学校教諭も1人いた。教諭は人目に触れる可能性がある部位に入れ墨をしているといい「これまで子供たちに見えないよう留意していた。今後消したい」と話しているという。
市教委は今後、勤務時間中の留意事項として「身体に入れ墨がある職員は、それを市民にみせないこと」などの規定を追加し、「入れ墨の施術」を禁止するよう改正した23日施行の市職員倫理規則について周知を徹底する。
市教委による今回の調査は、記名式だった全庁調査とは異なり、各校長らに教員から自己申告で入れ墨の有無のみを聞き取って報告するよう求める形で調査を実施した。
入れ墨をしていると回答した10人のうち、児童生徒の目に触れる可能性がある部位にあるとしたのは、小学校教諭と管理作業員の各1人。目に触れる可能性のない部位に入れ墨をしていたのは職員8人だった。
市教委の担当者は「10人という数字は予想より多く驚いている。特に教員にはいないと思っていたので残念だ」と話した。
橋下徹市長は、入れ墨があると回答した教諭については「反省をして消すという態度に出ている」と理解を示す一方、調査について「管理責任者は市教委なのに、校長に管理を丸投げしていいのか」と批判した。