大津いじめ 教諭らが生徒の心のケア配慮
日本テレビ系(NNN) 2012年7月23日(月)18時58分配信
滋賀・大津市の中学校で起きたいじめ問題で、夏休みに入り、警察による生徒への事情聴取が順次行われることなどから、教諭らが、個別に悩みを聞き取るなど心のケアに配慮した取り組みを始める。
去年10月に自殺した男子生徒へのいじめは夏休みを境に始まったとみられ、友人関係の変化を教諭が把握する意味合いも含まれている。
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大津いじめ自殺 教育長が「こっちも被害者」と発言
週刊朝日 2012年7月23日(月)16時0分配信
大津市の中2男子生徒(当時13、以下「被害少年」)の自殺から約9カ月たったが、今回の被害少年の死に至るまでの経緯を見たとき、断じて許すことができないのが、大津市教育委員会の対応だ。
本誌は取材中、大津市の澤村憲次教育長のとんでもない話を聞いた。
「例のいじめのアンケートについても、今回大きく報道されるまで詳細について澤村氏は内容を把握していませんでした。なぜなら、報道で詳細がわかると『え、こんな内容?』とびっくりするような感じで話していましたから」(別の市職員)
澤村氏が教育部次長だった当時、パソコンから個人データが漏洩する出来事があった。そのときの様子を前出の市教委関係者は振り返る。
「澤村さんが『マスコミにばれなきゃ、たいしたことじゃない』『マスコミが騒ぎすぎる』という話をしていた。今回も『どうして騒ぎが大きくなるのか』『こっちも被害者』『なぜ今ごろ、警察がしゃしゃり出てくるのか』『いじめが自殺の原因だなんて認めていないのに、この報道はおかしい』と不満げな表情で市教委幹部に言っている」
※週刊朝日 2012年8月3日号
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大津いじめ自殺 被害者祖父が語った「金を盗んだ孫の手紙」
週刊朝日 2012年7月23日(月)15時59分配信
芸能人や政治家など、多くの著名人がコメントをあげるほど大きな衝撃を与えた大津市のいじめ自殺問題。被害にあった中2男子生徒(当時13、以下被害少年)の祖父が、異変の前兆を明らかにした。
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正直、自殺する前まではいじめを受けていることには、全然気づかなかった。特に悩んでいる様子もなかった。けど、いま思うとおかしいなと思うときはあった。
うちは店をもう何十年もやっていて、一度も泥棒に入られたことがない。けど、あるときにレジのお金が数万円足りない。数日後、実はあの子が盗んだということがわかって、息子(被害少年の父親)がものすごい勢いで怒った。それで、あの子から謝罪の手紙が来た。〈おじいちゃん、おばあちゃん、お金を盗ってごめんなさい。僕は悪い友達と付き合っていません〉という内容だった。何で、あのときに気づいてあげられなかったのか、今でも悔やみます。
あの子はとにかく優しい子だった。だから、殴られたり、嫌がらせをされても愛想良く笑顔でいたんだと思う。何で学校側や教育委員会は最初に動こうとしなかったのか。たくさんの生徒が現場を見ていて進言しているのに、先生たちが動かなかったのは本当におかしい。とにかく悔しい。何であの子が死ななければならなかったのか、あの子のためにも、徹底的に調べてほしいと思います。
※週刊朝日 2012年8月3日号
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学校への不信感からアンケートに回答せず…大津
読売新聞 2012年7月23日(月)15時4分配信
大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13歳)がいじめを苦に自殺したとされる問題で、学校側が自殺6日後に全校約860人を対象に行ったアンケートに、学校への不信感から回答しなかった生徒が複数いることがわかった。
読売新聞の取材に応じた生徒らは理由を「(回答しても)学校にはまともに取り上げてもらえないと思った」と語った。
現在3年生で、亡くなった男子と同じクラスだった女子は、昨年の夏休み明け以降、加害者とされる同級生らが教室内で、男子生徒に馬乗りになってフェルトペンで顔にひげを描いたり、ペンを折って筆箱内をインクだらけにしたりする様子を目撃。「自分も危害を加えられるのでは」と恐れながらも学校側に伝えたが、対応してもらえなかった。通報する生徒は他にもいたが、友人間で「先生に言っても何もしてくれないから、言わないでおこう」との雰囲気になったという。
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いじめ問題で文科省内に新組織検討
TBS系(JNN) 2012年7月23日(月)13時25分配信
大津市をはじめ、全国でいじめや自殺の問題が相次いでいることを受け、文部科学省は、省内に専門の対応チームなど新たな組織を設置することについて検討を始めました。
新しい組織では、重大事案について早期の把握に努め、学校や教育委員会に対し、迅速に助言や支援することなどを想定しています。
文科省は、来月中に実施する緊急実態調査の結果を踏まえ、新組織の具体像を検討することにしています。(23日10:34)
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飲み物代要求や万引強要も 大津中2自殺、同級生証言
京都新聞 2012年7月23日(月)10時59分配信
昨年10月、大津市の中学2年=当時(13)=の男子生徒が自殺し、いじめとの関連が指摘されている問題で、男子生徒が昨年9月下旬以降、ジュース代を要求されるなどのいじめを日常的に受けていたという目撃証言を、22日までに同級生たちが京都新聞社の取材に語った。中学校が実施したアンケートには記載されなかった行為もあり、学校側の調査だけでは分からなかったいじめの実態が浮かび上がる。
■アンケート記載外にもいじめ例
複数の女子生徒の証言では、昼休みに男子生徒が同級生男子から「これやるわ」と、少しだけ残っていたジュースを手渡されたことがあった。男子生徒が口をつけると、急に「代金を返せ」と強く迫られた。男子生徒はひきつった笑いを浮かべていた、という。
また、教室で同級生に「こいつ万引しよったんやぞ」と大声で叫ばれたこともあり、男子生徒は「してへん」と必死に否定。直後に「明日、万引しろ」と強要されていた、という。
■生徒「詳しく書くとばれる」不安で
昨秋に学校が行ったアンケートでは、ジュース代の要求や教室で万引をしたと叫ばれたとの記載はなかった。他にも、いじめていたとされる同級生3人以外の生徒からも蹴られたことがある▽頭や顔に制汗スプレーを吹き付けられていた―など、アンケートでは明らかにならなかったいじめの行為も語った。
取材に応じたある女子生徒は「詳しくアンケートを書くと、誰が答えたかばれると思い、詳しく書けなかった」と話している。
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大津・中2自殺 父「金遣い荒い」2回相談 学校「家庭の問題」
産経新聞 2012年7月23日(月)7時55分配信
大津市の中2自殺問題で、学校側が自殺前の昨年9月、父親(47)から男子の金遣いについて相談を2回受けたのに調査しなかった理由について、「金遣いは家庭の問題」と判断していたことが22日、市教委への取材で分かった。自殺後に学校が実施した全校アンケートでは、男子への恐喝や金品要求に関する回答が10件以上あった。学校が適切に対応していれば、いじめの激化を防げた可能性がある。
市教委によると、父親から昨年9月、男子の担任だった男性教諭に2回、息子の金遣いが荒いと相談があった。しかし、父親が「息子には言わないでほしい」と話したため、学校側は調査しなかったという。
遺族の代理人弁護士らによると、昨年7〜8月に男子の口座から十数万円引き出されたことが相談のきっかけだった。父親は「金遣いについては児童相談所にも話をしたい。息子に知られると警戒する」として男子への口止めを求めたという。
市教委幹部は、産経新聞の取材に「学校側は、父親の意向を最大限尊重したため、本人や友人らに直接聞く調査ができなかった。金遣いは家庭の問題であり、立ち入って調べるのは難しかった」と説明した。
市教委によると、学校側は当時、いじめを把握しておらず、男子が自殺する6日前の10月5日、同級生がトイレで男子に暴力を振るったことを確認した際もけんかと判断していた。
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市長と教育長、連携強調 大津中2自殺で市会に説明
京都新聞 2012年7月23日(月)23時29分配信
大津市で昨年10月、中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題で、越直美市長と澤村憲次教育長が23日、市議会正副議長にこれまでの経過や設置が予定されている第三者委員会などについて報告した。正副議長は市長部局と市教委の連携強化を要望した。
一連の問題をめぐり、越市長と澤村教育長が同席して説明するのは初めて。
青山三四郎議長は、市長部局と市教委の連絡態勢が不十分だったと指摘し、考え方に行き違いがないかを再確認した。越市長と澤村教育長は、いじめと自殺の因果関係や裁判の方向性について、ともに「意見の相違はない」と強調した。
会談では、滋賀県警の捜査状況や生徒のケア態勢、市教委内に立ち上げる検討委員会などについて報告された。青山議長は「市長と教育長が常に連携し、問題意識を共有して対応してもらいたい」と述べた。