教科書採用中止、訴え棄却 「外国人参政権」記述巡る訴訟 福岡地裁

教科書採用中止、訴え棄却 「外国人参政権」記述巡る訴訟 福岡地裁
産経新聞 2012年8月7日(火)7時55分配信

 「在日韓国・朝鮮人の差別」の例に、参政権が認められていないことを挙げている公民教科書を採用するのは不適切などとして、福岡県内の医師ら3人が、採用を決めた同県教委と、今春から使用している県立中学3校を相手取り、採用決定の取り消しなどを求めた住民訴訟の判決が6日、福岡地裁であった。山之内紀行裁判長は、訴えを財務会計上の違法行為などに限った住民訴訟の要件を満たさないとして、請求を棄却した。

 原告側の中島繁樹弁護士(福岡県弁護士会)は「訴えを認めれば全国的に大きな影響を与えるため、裁判所は肝心な議論から逃げ、形式論に終始したとしか思えない。控訴したい」としている。

 原告側は、県教委が採用決定した2社の教科書について「『参政権は憲法上日本国籍を有する国民に限られる』とした最高裁判決(平成7年)に反する誤った説明だ」と主張。一方、被告の県教委側は「教科書の選択は、県の財務会計上の違法行為に該当しない」として請求棄却を求めていた。

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