体罰:けが、府立校7件 難聴や眼球打撲も−−府教委調査 /大阪

体罰:けが、府立校7件 難聴や眼球打撲も−−府教委調査 /大阪
毎日新聞 2013年2月16日(土)13時51分配信

 大阪市立桜宮高校の体罰問題を受けて府教委が全府立校を対象に行った調査で、在校生にけがをさせた事案が7件に上ることが分かった。体罰による懲戒処分も昨年4月から17件と、03年度以降最多となっている。府教委が15日発表した。
 最も重いケースでは、昨年夏、高校の女子バスケットボール部の練習試合で、1年生(当時)が顧問の50代の男性教諭に顔をたたかれ、1週間以上耳が聞こえにくくなった。体罰を受けた生徒が眼球に打撲傷を負って通院を迫られた事例もあった。いずれも後遺症はなかった。
 33校の教職員72人が計115件の体罰を加えており、うち10人は複数回にわたって体罰に及んでいた。10人以上の生徒から「体罰を受けた」と名指しされた元教師もいるという。また同日付で停職3カ月の懲戒処分にした支援学校の男性教諭(43)は、09年ごろから男女の生徒20人をたたく、蹴るなどしていた。
 府教委は他に、飲酒運転や無免許運転を繰り返したなどとして府立茨木高校の男性教諭(37)を懲戒免職に、にした。【林田七恵】
2月16日朝刊

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