盗撮:池田町立小教諭、プール更衣室の着替え盗撮の疑い 大町署、任意で聴取 /長野

盗撮:池田町立小教諭、プール更衣室の着替え盗撮の疑い 大町署、任意で聴取 /長野
毎日新聞 2012年8月8日(水)15時49分配信

 池田町の町立小学校の40代の男性教諭が、同校プールの女子更衣室にビデオカメラを仕掛け、女子児童の着替えを盗撮した疑いがあることが町教委への取材で7日分かった。学校側から相談を受けた大町署は同日、教諭を任意で事情聴取した。
 町教委によると、1日、プールを利用しにきた複数の女子児童が、更衣室に不審物があるのを発見し、別の教諭に報告。学校が調べ、不審物は同校の男性教諭が設置したビデオカメラだったことが分かったという。同校は7月26日から夏休み中で、プールは児童に開放していた。
 町教委は取材に盗撮の事実を認めたが「保護者に説明した後、記者会見を開く。個別の取材は応じられない」と述べた。同校は7日夜、同校に保護者を集め、緊急の説明会を開いた。一方、町教委は4日までに県教委に報告したという。
 今年に入り、県内では、わいせつ絡みの事件で教員や元教員計4人が逮捕されるなど不祥事が続発。阿部守一知事は7日の記者会見で「教員の資質向上検討会議を予定する中、こうした事態が起きてしまったことは大変遺憾。改めて教員一人一人が自覚を持ってほしい」。山口利幸・県教育長は「児童生徒へのわいせつ行為は、どんな事情だろうが、教育の信頼を傷つけるのにこれ以上のものは無く痛恨の極み。県民や保護者、児童には大変申し訳ない」と陳謝した。【大島英吾、福富智、渡辺諒】
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 ■解説
 ◇県教委も反省必要
 相次いで発覚する教員の不祥事に、県民は「またか」と落胆すると同時に、綱紀粛正を徹底できない県教委への不信感を募らせている。そもそも教員組織に「自浄能力があるのかどうか」と疑われても仕方のない“異常事態”になっている。
 県内では3〜4月、として東御市青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された。県教委は再発防止に向け、教員らに緊急メッセージを発信したり、各市町村教委や公立高校長ら計約250人を集め、緊急会議を開いたりした。
 しかし、会議当日の5月10日、され、6月には今回の不祥事も含め、県教委の呼び掛けは現場に響かなかったと言わざるを得ない。
 山口利幸教育長は7日の記者会見で、取り組み中の再発防止策について「何か足りないものがあるという思いは持っているが、10日に初会合がある『教員の資質向上・教育制度あり方検討会議』の議論や方向性をしっかり受け止めてやっていく」と述べた。
 学識者や経営者、文部科学省職員ら外部委員も加わる検討会議に、教委内だけの“お手盛り”ではない議論を期待する。しかし、子供を学校に預ける保護者ら県民の信頼を裏切り続ける県教委自らが、まずは不祥事の原因や、改善できない組織体質の問題点を明らかにし「謝罪の言葉」だけでなく、行動で反省の姿勢を示すべきだ。【渡辺諒】

8月8日朝刊

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