いじめで摘発、8割が中学生=傷害事件が半数超―被害者2割「相談せず」・警察庁

いじめで摘発、8割が中学生=傷害事件が半数超―被害者2割「相談せず」・警察庁
時事通信 2012年8月9日(木)10時18分配信

 今年上半期(1〜6月)、全国の警察がいじめ(いじめの仕返しを含む)に絡む事件で、検挙・補導した児童・生徒は、前年同期比38人増の125人だったことが9日、警察庁のまとめで分かった。小学生は9人、高校生が13人だったが、中学生は103人に上り、全体の8割を占めた。
 加害者側118人の検挙・補導の内訳は、殴るなどしてけがをさせる傷害が61人で全体の51.7%を占めた。次いで、金銭などを要求する恐喝(19人)、暴行(16人)、異性の体に触る強制わいせつ(7人)の順だった。「無抵抗」「生意気」との理由で、いじめるケースが目立った。
 被害者86人に相談先(複数回答)を尋ねたところ、「保護者」(44.2%)が最多で、「教師」(27.9%)、「友人」、「警察などの機関」(いずれも7%)などが続いた。誰にも相談しなかったとの回答も18.6%あった。

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