武道必修化 中学柔道の教師向け手引を県教委が作成
河北新報 2012年8月13日(月)9時7分配信
公立中学校の武道必修化を受け、宮城県教委は柔道の授業を受け持つ教師向けの手引を作り、ホームページに掲載した。受け身の指導方法や実技に応用できる補助運動を動画で紹介。安全管理のポイントなどを詳細に示している。
手引では「重大な事故は頭部の打撲、頸部(けいぶ)の損傷によって起こる。柔道の指導は、頭を打たない、打たせないことが重要」と強調している。想定される事故の事例も挙げた。大外刈りや大内刈りは受け身をしっかり取らないと、後頭部を強く打って脳挫傷や脳出血になる可能性があるという。
横受け身や後ろ受け身の取り方、首や腕の力を鍛える運動のやり方に関する動画も載せた。
武道の必修化で、各中学校は本年度から柔道、剣道、相撲などから1種目以上を選択する。文部科学省の調べでは、県内の公立中211校のうち157校が柔道を選択。10月以降、授業を始める学校が多い。
県教委は10月9、19の両日、担当教師を対象とした柔道の授業に関する研修会を仙台市内で開く。研修会は6月19日にも開催した。
県スポーツ健康課の担当者は「柔道の授業の安全性には保護者の間に懸念の声がある。安全に配慮した授業を進めてほしい」と話した。