広島・いじめ中３逮捕：家裁送致 市教委と学校「再発防止を」 ／広島
毎日新聞 2012年8月30日(木)15時24分配信
安佐南区の広島市立中学校で、中学３年の男子生徒（１５）が腰の骨を折る重傷を負った事件は２９日、この生徒をいじめていたとされる同級生の男子生徒（１５）の観護措置が広島家裁で決まった。当初はいじめ事案と認識せずに学校が事態に対処していたことが判明しており、家裁送致を受けて同市教委や学校は「再発防止に努める」とコメントした。
この日、広島地検は傷害の非行内容で生徒を広島家裁に送致。家裁は２週間の観護措置を決めた。これを受けて、同市教委は「重く受け止める」としたうえで、再発防止を強調した。校内でのいじめ事案が傷害事件として立件された中学校は送致を受けて「加害者と被害者の男子生徒をしっかりサポートし、こういったことが二度と起こらないようにしたい」とコメントした。【寺岡俊、黄在龍】
８月３０日朝刊