盗撮の元教諭に退職金返納命令、退職願受理の校長に減給処分

盗撮の元教諭に退職金返納命令、退職願受理の校長に減給処分
産経新聞 2012年10月18日(木)22時1分配信

 女子中学生の着替えを盗撮したとして児童買春・ポルノ禁止法違反(児童ポルノ製造)の罪で罰金命令を受けた長野県・中信地区の中学校に勤務していた元教諭の男性(55)に対し、県教委は18日、支給した退職金のほぼ全額について返納を求める処分を決めた。

 また、事態を把握しながら男性から退職願を受け取った上司の校長(59)について、「きわめて不適正な事務処理を行った」として5カ月の減給10分の2とする懲戒処分を行った。

 県教委によると、男性は2月上旬、当時勤務していた中学校の校内で着替え中の女子生徒を盗み撮りしたが、直後に自己都合を理由に退職願を提出。

 校長は、盗撮行為を把握して男性の行為が懲戒処分の対象となることを認識しながら退職願を受け取り、男性は3月に退職して退職金を受け取った。

 事態を把握した当日に校長は当該市町村教委に報告し、同教委は男性から事情を聴いていたが、県教委に報告があったのは5月末になってからだった。校長は「校長としての職責をもっと意識して県教委に報告すべきだった」と話しているという。

 退職金の返納命令は、県退職手当条例に基づくもので在職中の懲戒免職処分相当の行為があったと認められる場合に行われるもので、初めての適用となる。退職金額について県教委は「個人情報にあたる」として公表していない。

おそらくこいつですね

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