懲戒免職:小学校職員を横領で処分 保護者への返金着服−−船橋市教委 /千葉
毎日新聞 2012年11月1日(木)11時50分配信
船橋市教委は31日、経済的に厳しい保護者に支払うべき援助費などを横領したとして市立行田東小学校の大塚和典・副主査(60)を懲戒免職処分とし、教育長ら4人も文書訓告の処分にした。最終的な横領額は不明だが、大塚副主査は「私の責任だ」と63件約42万8000円分の返金に応じたという。
市教委によると、大塚副主査が3月まで勤めていた市立前原小学校の保護者から、「返還されるべき給食費が戻ってこない」と申し出があり、確認したところ、保護者とは別の筆跡の「受領書」が見つかった。
このため、市教委が大塚副主査に事情を聴いたところ、受領書の偽造と横領を認めた。記録の残る過去5年間では、本人の筆跡とみられる受領書が14件あり、11件13万5563円分については横領を認めたという。また、受領書がない58件について、保護者に聞き取りをしたところ、48件は「受領していない」か「分からない」だった。
大塚副主査は「保護者が受け取りに来ない金銭を自分のかばんに保管するなど、ずさんな処理をしているうちに自分の金と紛れてしまった。文書の偽造は書類を整えるためにやった」と釈明。書類に押す保護者の印鑑も別途購入したという。
返金分は受け取るべきだった保護者に支払われた。市教委は「今のところ刑事告発するつもりはない」としている。【市村一夫】
11月1日朝刊