保育所の床下から薬物見つかる、現場では1歳児が過剰摂取疑いで死亡 米NY

保育所の床下から薬物見つかる、現場では1歳児が過剰摂取疑いで死亡 米NY
CNN.co.jp 2023/9/22(金) 13:53配信

(CNN) 米ニューヨーク・ブロンクス地区にある保育所の床下に作られた隠しスペースの中から、フェンタニルを含む薬物が見つかった。この保育所では先週、1歳の男の子がフェンタニルの過剰摂取(オーバードーズ)と疑われる症状で死亡していた。ニューヨーク警察が21日、明らかにした。

薬物は20日、保育所内の遊び場として使用される部屋の床下から見つかった。警察が捜索令状を取って施設内を調べた。薬物の重さは8〜10キロで、煉瓦(れんが)の形状に包装されていたという。

フェンタニル以外の薬物は種類が特定されていない。薬物の摂取に使用する道具も発見された。

ニューヨークの大陪審は21日、36歳と41歳の2人の容疑者を15日に発生したフェンタニルの過剰摂取による死亡事件に絡んで訴追する評決を下した。ブロンクスの地区検察が明らかにした。

死亡したのは1歳の男の子で、フェンタニルへの暴露が死因とみられている。この他フェンタニルの急性中毒が疑われる症状で、2歳の男の子2人と8カ月の女の子が病院に搬送された。CNNが先に報じていた。

捜査員らはこの時、子どもたちが昼寝をする場所でフェンタニル1キロが見つかったと述べていた。

起訴された2人は、他の複数の共犯者と保育所の入っている建物を起点としたフェンタニルの供給ビジネスを展開していた。ニューヨーク南部地区の検察が明かした。

前出の36歳の被告は、当該の保育所のオーナーであり運営者。捜査員らは現在、被告の夫とされる3人目の容疑者の行方を追っているという。

両被告とも最大で終身刑を科される可能性がある。どちらも州の裁判所で殺人罪や暴行罪、子どもの福祉に危険をもたらす罪、規制薬物の違法所持などの罪により訴追されている。

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