1年間の集団いじめ報告 県教委定例会東部の県立高で 静岡

1年間の集団いじめ報告 県教委定例会東部の県立高で 静岡
産経新聞 2012年7月24日(火)7時55分配信

 県東部の県立高校でほぼ1年間にわたって集団いじめが起きていたことが、23日に開かれた県教育委員会の定例会で報告された。県教委は社会問題化しているいじめについて、県立学校からの報告はすべて、小中学校は重大な案件についてはそれぞれ教育委員に報告する方針を示した。

 定例会には金子容子委員長、安倍徹県教育長ら教育委員6人や県教委事務局の幹部職員などが出席。県立高校での集団いじめは昨年6月から今年5月まで行われ、生徒7人が同級生の生徒4人に言葉によるいじめをしていたとされる。学校は5月に3人の加害生徒を自宅謹慎にし、いじめは解消しているという。

 学校は被害生徒の訴えで昨年11月にいじめを知り、今年2月に7人の加害生徒を口頭で注意したが、再発して謹慎処分後の4月まで県教委に報告しなかった。県教委も事実を把握したが、教育委員には報告しなかった。報告を受けた金子委員長は「今回の集団いじめについて事務局からの報告が遅れたのは残念だ。今後は適切に報告をしてもらいたい」と語った。

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