傷害容疑の県立高校講師逮捕 “異例の判断” 被害届を促したのは県教委/岩手
IBC岩手放送 2017/2/2(木) 20:10配信
岩手県立福岡高校の男性講師が、指導する剣道部の部員に大けがをさせたとして傷害の疑いで逮捕されました。岩手県教育委員会は2日、会見を開き陳謝しました。
この問題は県立福岡高校の講師、岩崎龍一郎容疑者28歳がおととし8月、指導する剣道部の男子生徒に対し練習態度について指導した際、生徒が黙っていたため防具の胴を投げつけ、額を10針縫う大けがをさせた疑いで1日夜、逮捕されたものです。
逮捕を受け県教育委員会は2日午後、記者会見を開き菊池透教育次長は、「信頼を大きく損ねることになり大変遺憾」と陳謝しました。
県教委はけがをした生徒の保護者に対し警察へ被害届を提出するよう促したということで、こうした異例の判断をした理由について「真相を解明するため」としています。
(菊池透教育次長)「適切なルールに乗っ取って、きちんと処理したいというのが県教委の気持ちなので、そのためにはある種、究極の第三者機関である警察に、お願いするのが一番ではないかと考えた」
なお警察によりますと、岩崎容疑者は調べに対し容疑を一部、否認しているということです。