懲戒免職を減給に 保育士処分を修正 千葉県印西市

懲戒免職を減給に 保育士処分を修正 千葉県印西市
産経新聞 2018/12/14(金) 20:48配信

 千葉県印西市は14日、市公用物のSDカードを盗んだとして懲戒免職処分にした保健福祉部の女性保育士(38)の処分を、減給10分の1(3カ月)に修正したと発表した。懲戒権の逸脱・乱用だとする県市町村公平委員会の裁決を受け入れた。

 市によると、保育士は3月に業務用のSDカードを「窃取」したとして4月25日付で懲戒免職処分となり、処分は不当だとして7月に公平委員会に審査請求していた。委員会が先月30日、保育士の行為は窃取ではなく「隠匿」に当たり、減給処分が相当と裁決したため、市は4月25日にさかのぼって処分を修正した。

千葉県警印西署は26日、窃盗の疑いで、印西市大森、市立子ども発達センター保育士、宮嶋千恵子容疑者(38)を逮捕した。
 逮捕容疑は15日午前8時40分ごろ、同市高花の同センターの事務室内で、センターが管理する児童の画像データの入ったSDカード1枚(時価500円相当)を盗んだ疑い。
 同署や市子育て支援課によると、SDカードは同日開催予定だったお別れ会のスライドショーで使うために別の職員が事務室内に置いていた。カードには2014〜17年度の行事風景などを撮影した画像データが約900枚記録されており、画像に写った児童は約130人に上るという。宮嶋容疑者は「SDカードを持ち去ってしまいました」と容疑を認めており、同署は、特定の誰かへの嫌がらせ目的だった可能性を含めて動機を追及している。
 市子育て支援課はカード紛失後、施設の全職員に聴き取り調査をしていたが、宮嶋容疑者は「特に見ていない」と話していたという。宮嶋容疑者は異動に伴い昨年4月から同センターに勤務。同センターは成長や発達に心配のある就学前児童を療育する施設で、宮嶋容疑者は保育士として子どもたちの療育指導に当たっていた。同課の担当者は「勤務態度に問題はなかったので大変驚いている。全職員に公務員としての自覚を再認識させ、市民の皆さまの信頼回復に努めたい」としている。

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